引きずるからダメなんだって

なんとなーくダウンロードしたBL*1の電子コミックがすっごくよくて困った。
久々にこの手の読んで泣いた。マジで泣きました!(笑)


設定がそもそもストライクゾーンど真ん中。
Sチックな年下攻めで、だけどいつまでも敬語だし先輩とか云ってるし。コレに昔から何故か弱いんですよ、年下攻! 敬語! 先輩!
でも、なんとかかんとか云いながらやっぱり先輩が一番、あなたしか見えない状態。ちょっと優しくされちゃったりしたら真っ赤になったりして意外と乙女なのがカワイイイ今ヶ瀬くん。


先輩はこんな男のどこが、ってくらい四六時中フラフラしててはっきりしなくて自分勝手だし、カワイイ女の子に言い寄られたらすぐにホテル行っちゃうし(笑)、見ててイライラするくらいなんだけど、なんでか憎む気になれない。彼の不安も迷いも戸惑いも、分かるから。分かるよ、って思うくらいきちんと描かれてるんですね。


ただ一途に先輩を思い続ける今ヶ瀬は、これでもかこれでもかって傷つき、傷ついて、もうダメだって思っても結局そこから動くことも退くこともできなくて、自分なんて都合悪くなればいつでもどっかに行っちゃうからって思ってて、分かってて、でも期待することも止められない──みたいな。
先輩さぁ、もういいじゃん、今ヶ瀬がスキなんだろー、んな、ごちゃごちゃ云ってんなよう! とかハッピーエンド大好きなハッピーエンド推進委員会の私は思うわけですが、そうは問屋が卸さねえ! みたいな展開なんですね。


なんか云ってること分かんない、って思う人はどっかであらすじ探して下さい(笑)。

窮鼠はチーズの夢を見る (ジュディーコミックス)

窮鼠はチーズの夢を見る (ジュディーコミックス)

読み終わった後に「ちょっと続きはないの?!」って大興奮して探してみたら小学館の携帯サイト*2にあるようなの行っちゃいました、早速。
行って、続き*3と、そのまた続き*4を、携帯コミックなんて初めて読んで、こんな読みにくいのはコミックじゃねえ! なんて毒づきながらも読了。
ちょっと更に号泣な展開なんですけど──。
ホントにコレで終わりなの? って思ってネットで情報漁ったらWikipediaさんにあるじゃないですか!

また、2008年夏「梟」の続編が配信予定であること、年末には単行本未収録分の「憂鬱バタフライ」「梟」などが収録された単行本が刊行予定であることが上述の「コミック小学館ブックス」で発表された。
Wikipedia(★)参照】

ホントにホントにホントなんでしょうね?
お願い、シアワセにしてください。

*1:いや、BL誌で掲載じゃなかったから、正確にはBLじゃないのかな?

*2:詳しくはコチラの水城せとなさんのHPを見るといいと思います→

*3:憂鬱バタフライ

*4: