謎が解けました。

読まなくなったけど捨てられない本の詰ったダンボールを久しぶりに引っ張りだしてみたら、懐かしい本が沢山出てきました。ほお、これはこれは……なんて思いながら開きつつ、そこでフト、しばらくの間自分の中で謎だったことが一つ解決しました。



高校生の頃は、美術部でした。
絵を描くのは子供の頃からほどほどに好きだったのですが、当時の私に関して、特に部活まで入って絵を描こうと思うほど好きだったという記憶がないのです。じゃあ、どうして美術部なんか入ったんだっけ? きっかけはなんだったんだ? って今になって思うと分からない。それが古い本を引っ張り出したお陰で解決しました!



いくえみ綾の『彼の手も声も』。
主人公は高校に入学したばかりの、絵が大好きな美術部の女の子です。
これなんですよ! 私ね、これに憧れて美術部に入ったの! 笑えるけど、でもなんつーか、我が事ながらかわいらしいっていうか(笑)。



久しぶりに読んでみると、細かい描写にイチイチ高校生だった頃の自分を思出させられて、当時はそれが当たり前の風景だったから気付かなかったけど、この人よくもまあ現役離れてて、こんなリアルに学校の中の風景とか描けたなって思って。なつかしくて堪らない。
こういう事があるから、昔買った本なんか中々捨てられなくて、それはそれで困っちゃうんですよね〜。