ラッシュライフ

ラッシュライフ (新潮文庫)

ラッシュライフ (新潮文庫)

読み終わりました、「ラッシュライフ」。


読み終わって大興奮って感じではないですが、純粋に面白かったです。
帯に一気読みまちがいなしの傑作と、ありましたが、最後はホントに一気読みしました。お陰で寝たのが3時半だった(泣)。


こういう別々にスタートした物語が、少しずつ交わり始める話って大好きで、一番最初に思い浮かんだのがすごく好きな話なんですが、恩田陸の「ドミノ」で、あっちはもっとドタバタした感じだけど、スピード感ならドミノの方があるかな。アレこそホントに一気読みだった。
ラッシュライフは、もっとゆったりと深い感じで人生についてなんて考えさせられつつの、ミステリィの要素も盛り込まれてたりして、死体がバラバラになったりくっついたりするあたりは、一体なにがどうなっちゃってるの? って思ったもんね。あの件は面白かった。
なによりも素敵だったのは、読み終わった後の爽快感。ほっとため息を吐きたくなるような心地よさがありました。


伊坂幸太郎の他の作品も読んでみようと思いました。