今日買った本
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あらすじは簡単に説明しますと、難読症という障害を抱える少年、天才マジシャンの長見良にマジシャンの夢を諦めたサラリーマン北條英明が出逢い、良の才能に触れ心を動かされ同じ夢に向かって進むことを決意する──みたいなお話です。
才能溢れる天才マジシャンなんて云うとなんだか随分華々しいものを想像してしまいますが、話はそう単純ではなく、良の障害、生まれた環境、良が強ければ強いほど、その想いが純粋であればあるほど、彼を取り巻く現実の厳しさが重く圧し掛かってきます。
話の中で北條英明が眠っている良を見て
天才というものがいるとしたら
それはただ運命なのかもしれない
残念ながら俺はフツーだけど
この子より楽な人生だ
なんて考えるシーンがあるのですが、この台詞がずっと頭から離れなくて、読み終わった後にそうだよなぁ〜、なんてぼーっと考えてしまいました。
どんな状況でもマジックの美しさが良を救い、そしてその良の強さに読んでる私も救われるような、そして人が生きる意味について振り返りたくなる、そんな深く心を動かされるお話です。
いや、単純に良がカワイイってのもアリかな?(笑)
気になる方はご参考に覗いてみてもいいかも知れない。
『ファンタジウム〜長見良の魔法の世界へよこうこそ!』→(★)