今朝の音楽

Sweet & Lowdown: Music From The Motion Picture

Sweet & Lowdown: Music From The Motion Picture

今朝の音楽は『ギター弾きの恋』のサウンドトラックです。
ウディ・アレンの映画は音楽が素敵なので、見ると必ずサウンドトラック買おうかなぁ、って考えます。
この映画は天才ジャズギタリストが主人公の映画なので、素敵なジャズナンバーが満載で、見たあとすぐに、これは買わねば! って思いました。
映画の内容は全く自分のことしか考えてない身勝手な天才ギタリストと口のきけない女の子との恋の話なんですが、なんていうか、ホントにこの主人公が身勝手だし、変人だし、こんな男のどこがいいんだ? って思うんだけど、彼女は彼のギターの音の美しさに魅せられちゃってるわけです。
そういうのなら、なんか分かるなぁ、って思って。
レオナルド・ディカプリオが主演した『太陽と月に背いて』って映画があって、映画自体は微妙で、多分ディカプリオとロマーヌ・ボーランジェが出てなきゃ見てなかっただろうと思うんだけど、その映画のキャッチコピーには思わず共感してしまった。こういうの── 私は妻のカラダよりもランボーの才能に欲情した。
なんか天才のきらめきっていうか、凡人にはどう足掻いても手の届かない部分ってあるでしょう。そういうのに魅せられちゃうと、もうどうしようもないだろうなぁ、とか思う。身勝手とか、変人だとか、我が侭だとか、そういうの嫌だなぁ、って思っても、その一点が他の人が霞んじゃうくらいに輝くんだから、他が見えなくなっても仕方ない。
まあ、しかしランボーに恋したヴェルレーヌも最後はボロボロになって捨てられちゃって、天才に恋するのは命懸けってことですなぁ。
ちなみに『太陽と月〜』は映画は微妙ですが、この映画のディカプリオはすごく素敵です。この頃は好きだったんだ、ディカプリオ。